バプテスマのヨハネ

3:15 民衆はメシアを待ち望んでいて、ヨハネについて、もしかしたら彼がメシアではないかと、皆心の中で考えていた。

3:16 そこで、ヨハネは皆に向かって言った。「わたしはあなたたちに水で洗礼を授けるが、わたしよりも優れた方が来られる。わたしは、その方の履物のひもを解く値打ちもない。その方は、聖霊と火であなたたちに洗礼をお授けになる。

3:17 そして、手に箕を持って、脱穀場を隅々まできれいにし、麦を集めて倉に入れ、殻を消えることのない火で焼き払われる。」

 

メシアに先立って神によって遣わされたバプテスマのヨハネは、人々に悔い改めを説き、多くの人々に洗礼を授けていましたが、ヨハネについて多くの人々が、「もしかしたら彼がメシアではないか」と考えていました。

 

それで、ヨハネは、「わたしよりも優れた方が来られる。わたしは、その方の履物のひもを解く値打ちもない。」と人々に語りました。

 

私たちは、自分が人々から関心を持たれたり称賛されたりすることを求める傾向がありますが、逆に他の人がちやほやされていると嫉妬を感じたりする傾向も持っています。そうした中にあって、ヨハネの態度は、私たちの模範となるのではないでしょうか。彼は謙遜に自分の栄光を求めるのではなく、神に栄光が現され、神の御業がなされるようにしていることが分かります。

 

祈り

 

天の父なる神様、自分のではなく神の栄光のために歩み、救い主キリストを証ししたバプテスマのヨハネのように、私たちも歩み続けることが出来ますように。

イエス・キリストの御名前によって祈ります。アーメン。