5:15 また、ともし火をともして升の下に置く者はいない。燭台の上に置く。そうすれば、家の中のものすべてを照らすのである。

5:16 そのように、あなたがたの光を人々の前に輝かしなさい。人々が、あなたがたの立派な行いを見て、あなたがたの天の父をあがめるようになるためである。

 

14節では、「あなた方は世の光である」と言われたイエス・キリストは、今日の聖句において、私たちが世の光とされている働きと目的について述べられています。

 

ともしびを灯すのは、もちろん燭台の上において家の中のものを照らすためです。「そのように、あなたがたの光を人々の前に輝かしなさい。」と言われるのです。イエス様が私たちを世の光として下さり、福音をもたらしてくださったのは、自分だけがその喜びと祝福に与っていればよいという事ではなく、子の祝福を他の人々にも伝えていくためであると言われるのです。

 

ヨハネの福音書15章には、「わたしはぶどうの木、あなたがたはその枝である。人がわたしにつながっており、わたしもその人につながっていれば、その人は豊かに実を結ぶ。わたしを離れては、あなたがたは何もできないからである。・・・あなたがたが豊かに実を結び、わたしの弟子となるなら、それによって、わたしの父は栄光をお受けになる。」(ヨハネによる福音書15章5,8節)と言われています。「世の光」として輝くためには、イエス・キリストにつながること、そしてつながることによって実を結ぶことが出来るのです。

 

祈り

 

天の父なる神様、灯は押入の中に入れておいても役に立たないものです。あなたによって与えられた福音の光を、自分だけのものとせず、人々に向かって輝かせることが出来ますように。

イエス・キリストの御名によって祈ります。アーメン。