5:3 わたしは体では離れていても霊ではそこにいて、現に居合わせた者のように、そんなことをした者を既に裁いてしまっています。

 5:4 つまり、わたしたちの主イエスの名により、わたしたちの主イエスの力をもって、あなたがたとわたしの霊が集まり、

 5:5 このような者を、その肉が滅ぼされるようにサタンに引き渡したのです。それは主の日に彼の霊が救われるためです。

 

教会の中にみだらな行いをしている人がいることは大きな問題でしたが、コリントの教会ではそれに対して何も対応していない有様でした。

 

すでに316節で「あなたがたは、自分が神の神殿であり、神の霊が自分たちの内に住んでいることを知らないのですか。神の神殿を壊す者がいれば、神はその人を滅ぼされるでしょう。神の神殿は聖なるものだからです。あなたがたはその神殿なのです」と言われていました。

 

神によって聖なる者とされたのだから、教会は聖なる者たちの共同体であるべきなのです。「サタンに引き渡したと言われているのは、教会の交わりから除外することを別の言い方で言い表したものです。「あなたがたとわたしの霊が集まり」というのは、具体的にはコリントの信徒たちの会合によって行われる教会裁判のことです。みだらな行いをしてふさわしくないと判断されるような者は教会の会議において、その人が罪を悔い改めるように戒規にすべきではないのかと言っているのです。

 

祈り

 

天の父なる神様、あなたの御恵みにより、キリストによる罪の贖いにあずかり、教会の交わりに導かれていることを心より感謝いたします。主が共におられて、あなたの御心に生きる者とならせてください。

イエス・キリストの御名によって祈ります。