1:3 わたしたちの父である神と主イエス・キリストからの恵みと平和が、あなたがたにあるように。

 1:4 わたしは、あなたがたがキリスト・イエスによって神の恵みを受けたことについて、いつもわたしの神に感謝しています。

 

パウロの伝道によってこの教会の礎は据えられました。ところが、彼が去った後、いろいろな問題が生じてきました。パウロはそれを伝え聞いて心配し、また教会から寄せられたいくつかの具体的問題についての問い合わせに答えて、この手紙を書いたのです。

 

この書簡には、教会に起っているいろいろな問題をどのように考え、どう解決していったらよいのか、というかなり具体的なことが語られています。ここには、信仰の一般論ではなくて、教会における様々な具体的問題に関わる、信仰の応用編、実践編が語られています。

 

「わたしたちの父である神と主イエス・キリストからの恵みと平和が、あなたがたにあるように。」というのは、他の書簡にもよく用いられているあいさつ文ですが、このあいさつ文から、神とイエス・キリストにあって共に生きていこうとする信仰者の生き方がすでに表されています。

 

祈り

 

天の父なる神様、パウロの伝道によってコリントの町にも教会が立てられましたが、この教会にもさまざまな課題があったようです。私たちも様々な課題を持つ者ですが、いつも主にあって歩み続けることが出来ますようにお導きください。

イエス・キリストの御名によって祈ります。アーメン。