1:8 さて、ザカリアは自分の組が当番で、神の御前で祭司の務めをしていたとき、
1:9 祭司職のしきたりによってくじを引いたところ、主の聖所に入って香をたくことになった。
1:10 香をたいている間、大勢の民衆が皆外で祈っていた。
この日はザカリヤの生涯にとって忘れられない日でした。当時祭司は2万人ほどおりました。神殿で香をたくチャンスは一生に1度あるかないかということでした。すでに年をとっていましたが、緊張と喜びをもってこの働きに召されたことの感謝をもってこの務めにあずかったことでしょう
ザカリヤが神殿で香を焚いている間、多くの人々が外で祈っていました。これは神殿の中庭であったと思われます。
21節を見ると、「民衆はザカリアを待っていた。そして、彼が聖所で手間取るのを、不思議に思っていた。」と言われています。これはザカリヤが神の前に罪を犯したために神に打たれて殺されたのではないかと心配したということです。
神殿の中には祭司以外に入ることは出来ませんでした。祭司が動くと鈴がなって祭司が働いていることが分かりました。しかし祭司が高慢になったり、神が言われた通りに従わないと、鈴がならなくなります。その場合、祭司の足に結び付けている祭司の紐を引くと死体になって出てくるということがあったのです。
神に仕える働きには厳粛なものがあります。高慢になったり、神に従わないことは自ら滅びることを意味していました。神に従うということは無条件の服従が求められたのです。
祈り
天の父なる神様、あなたに仕える働きは厳粛なものです。また、その働きに与ることは光栄なことです。あなたの御名の栄光があらわされるような働きをすることが出来ますように。
イエス・キリストの御名前によって祈ります。アーメン。