12:35 「腰に帯を締め、ともし火をともしていなさい。

12:36 主人が婚宴から帰って来て戸をたたくとき、すぐに開けようと待っている人のようにしていなさい。

 

教会で、よく使われる言葉に、「終末」とか、「キリストの再臨」という言葉があります。終末とは、「世の終わり」、「物事の終わり」を意味します。また再臨とは、世の終わりの時に、キリストが再び来られるということを表すものです。

今日の聖句は、世の終わりの時、再臨のイエス・キリストが来られた時に、いつ来られてもよいように備えておきなさいということが教えられています。

この聖句は、直接的にはこの世の終わりに備えるということを述べているのですが、これは同時に、私たち、自分自身の終わりについて、自分自身に「終わりがある」ということについて、真剣に考え、死への備えをしていくことをも教えられると思います。

 

それは、先に言われていた、「神の国を先ず第一に求めなさい。」というみ言葉にも言われていたことです。そのために必要なことは、私たち自身がキリストとつながり、神と共に歩む生き方をしていくことに他なりません。

 

祈り

 

天の父なる神様、「今あるは神の恵み」という言葉がありますが、今このように生かされているのは神の恵みによるということです。さらに、この世の生涯の終わりの時をやがて迎えるものです・このことを覚えつつ、主に在ってこの日々を過ごすことが出来ますように。

イエス・キリストの御名前によって祈ります。アーメン。