11:19 ステファノの事件をきっかけにして起こった迫害のために散らされた人々は、フェニキア、キプロス、アンティオキアまで行ったが、ユダヤ人以外のだれにも御言葉を語らなかった。

 11:20 しかし、彼らの中にキプロス島やキレネから来た者がいて、アンティオキアへ行き、ギリシア語を話す人々にも語りかけ、主イエスについて福音を告げ知らせた。

 11:21 主がこの人々を助けられたので、信じて主に立ち帰った者の数は多かった。

 11:22 このうわさがエルサレムにある教会にも聞こえてきたので、教会はバルナバをアンティオキアへ行くように派遣した。

 

ペトロによって、コルネリウスとその家族にイエス・キリストの福音が伝えられ、彼らの上に聖霊が降り、彼らがイエス・キリストを信じるように導かれたことをきっかけにして、さらに広く異邦人の方々にも福音が宣べ伝えられるようになりました。

 

中でも、アンテオキアの教会は、異邦人に福音を伝えるために大きな働きをした教会と言えるでしょう。今日の成句に出てくるバルナバは、「慰めの子」という意味の名前ですが、彼はイエス・キリストを信じるクリスチャンとして、聖霊に導かれて大きな働きをしました。

 

今日の成句で重要な言葉は、「主がこの人々を助けられたので、信じて主に立ち帰った者の数は多かった」というみ言葉です。人々がイエス・キリストを信じるようになること、そして神を神として、神とともに生きるようになることの背後には聖霊の働きにおいて働かれる主なる神の働きがあるのです。

 

祈り

 

天の父なる神様、私たちのうちにあなたを求める志を与えて下さり、それを実現に向かわせてくださる恵みを感謝いたします。今日も御霊に助けられ、支えられてこの日を過ごすことのできます幸いを感謝いたします。

イエス・キリストの御名によって祈ります。