26:3 そのころ、祭司長たちや民の長老たちは、カイアファという大祭司の屋敷に集まり、
26:4 計略を用いてイエスを捕らえ、殺そうと相談した。
26:5 しかし彼らは、「民衆の中に騒ぎが起こるといけないから、祭りの間はやめておこう」と言っていた。

祭司長たちや民の長老たちは最高法院の議長である大祭司カイアファの屋敷に集まって、イエス様をだまして捕らえ、殺そうと相談していました。しかし、彼らは、「民衆の中に騒ぎが起こるといけないから、祭りの間はやめておこう」と言っていたのです。

イエス様は、「二日後の過越祭に、人の子は十字架につけるために引き渡される」と予告しておりましたが、そのイエス様を十字架へと引き渡す祭司長たちや民の長老たちは、民衆の中に騒ぎが起こることを恐れて、「祭りの間はやめておこう」と言っていたのです。

では、なぜ、イエス様が祭りの間に、十字架につけられることになるのでしょうか?それは、14節以下に記されておりますように、十二人の一人であるイスカリオテのユダが、祭司長たちにイエス様を引き渡すことをもちかけるからです。そのようにして、イエス様は、二日後の過越祭に十字架につけられるために引き渡されることになるのです。

祈り

天の父なる神様、エルサレムにいる最高法院の人たちは、それまでもイエス様を殺害しようと相談してきましたが、いよいよこれを実行しようと企てていること、しかし過ぎ越しの祭りの間は、イエス様を慕っている大勢の人がいるので祭りの間はやめておこうと話し合っていました。けれども、彼らの思惑通りには進まず、祭りの間にイエス様は十字架につけられることになります。すべてはあなたの御手の中で行われていきました。すべてにおいてあなたの御心がなりますように祈り願います。
イエス・キリストの御名によって祈ります。アーメン。