30:37 ヤコブは、ポプラとアーモンドとプラタナスの木の若枝を取って来て、皮をはぎ、枝に白い木肌の縞を作り、

30:38 家畜の群れがやって来たときに群れの目につくように、皮をはいだ枝を家畜の水飲み場の水槽の中に入れた。そして、家畜の群れが水を飲みにやって来たとき、さかりがつくようにしたので、

30:39 家畜の群れは、その枝の前で交尾して縞やぶちやまだらのものを産んだ。

30:40 また、ヤコブは羊を二手に分けて、一方の群れをラバンの群れの中の縞のものと全体が黒みがかったものとに向かわせた。彼は、自分の群れだけにはそうしたが、ラバンの群れにはそうしなかった。

30:41 また、丈夫な羊が交尾する時期になると、ヤコブは皮をはいだ枝をいつも水ぶねの中に入れて群れの前に置き、枝のそばで交尾させたが、

30:42 弱い羊のときには枝を置かなかった。そこで、弱いのはラバンのものとなり、丈夫なのはヤコブのものとなった。

30:43 こうして、ヤコブはますます豊かになり、多くの家畜や男女の奴隷、それにらくだやろばなどを持つようになった。

 

最初の約束は、ぶちとまだらの毛の家畜がヤコブのものになるということでしたが、318にも言われているように、ぶちとまだらの毛の家畜が増えてくるようになると、ラバンは足首の白いものをヤコブの報酬として与えるように約束を変更しました。

 

約束が変わるたびにヤコブは、自分の群れが多く、丈夫なものになるように細工をしましたが、それ以上に、神がヤコブを祝福してくださって、彼は多くの家畜の群れを所有するようになっていくのです。

 

結局、彼はラバンのところで20年もの間働いて、やがてここを出ていくことになるのですが、神はこの間もヤコブを祝福してくださったことが記されています。神がヤコブと共にいてくださり、健康においても、経済的なことにおいても、暮らしや人間関係においても、あらゆるところで祝福のうちに導いてくださったのでした。

 

祈り

 

天の父なる神様、コロナウィルスのことで世界中の人たちが不安や恐れを覚えているように思われますが、あなたはみことばによって、「恐れるな」「思い煩うな」と言われます。恐れることなく思い煩うことなく、あなたにすべてを委ねて日々の歩みを進めていくことが出来ますように。

イエス・キリストの御名前によって祈ります。アーメン。