2:8 その地方で羊飼いたちが野宿をしながら、夜通し羊の群れの番をしていた。
2:9 すると、主の天使が近づき、主の栄光が周りを照らしたので、彼らは非常に恐れた。
2:10 天使は言った。「恐れるな。わたしは、民全体に与えられる大きな喜びを告げる。
2:11 今日ダビデの町で、あなたがたのために救い主がお生まれになった。この方こそ主メシアである。
2:12 あなたがたは、布にくるまって飼い葉桶の中に寝ている乳飲み子を見つけるであろう。これがあなたがたへのしるしである。」
イエス・キリストの誕生は「民全体に与えられる大きな喜び」でした。これはユダヤ人のためだけではありません。あらゆる国民、あらゆる民族に対する喜びの訪れでした。
私たちが、罪を赦され、自らの罪と死の束縛から解放される道は、この方以外にはないからです。
この喜びの知らせは、町はずれで、というよりはおそらく町の外で羊の世話をしていた羊飼いにもたらされました。
天使は、「今日ダビデの町で、あなたがたのために救い主がお生まれになった。この方こそ主メシアである。」と伝えました。ダビデの町とはベツレヘムのことを指しています。
「あなたがたは、布にくるまって飼い葉桶の中に寝ている乳飲み子を見つけるであろう。」と言われました。町の中の一軒家であれば見つけることは困難であったと思われますが、「飼い葉桶の中に寝ている乳飲み子」と言われましたから、彼らは町はずれの洞窟にある家畜小屋を探したのだと思います。
ベツレヘムの町は、なだらかな丘になっていて、その周辺の平地にも、たくさんの石灰岩の洞穴がありました。現在でも何百もの洞穴を見ることができます。そのような洞窟が家畜小屋として用いられていたのです。
祈り
天の父なる神様、私たちはあの羊飼いたちのように幼子のイエス様を肉眼で見ることは出来ませんが、イエス様を信じる信仰が与えられ、イエス様と共に歩む日々が与えられていることを心より感謝いたします。これからも主に在って日々を歩み続けることが出来ますように。
イエス・キリストの御名前によって祈ります。アーメン。
