9:28 この話をしてから八日ほどたったとき、イエスは、ペトロ、ヨハネ、およびヤコブを連れて、祈るために山に登られた。

9:29 祈っておられるうちに、イエスの顔の様子が変わり、服は真っ白に輝いた。

 

主イエスは、12人の弟子たちの中から、ペトロ、ヨハネ、ヤコブの3人を連れて祈るために山に登られました。弟子たちとともに祈ることはしばしばあったと思われますが、この時はいつもと様子が違いました。

 

「祈っておられるうちに、イエスの顔の様子が変わり、服は真っ白に輝いた。」というのです。神の御子である主イエスは、人の子としてお生まれになり、人間と同じようにその生涯を歩まれましたが、この時は、弟子たちにご自分の姿を示そうとなさったのでした。

 

ヨハネの黙示録1章には、ヨハネの見たイエス様の姿が次のように表現されています。「燭台の中央には、人の子のような方がおり、足まで届く衣を着て、胸には金の帯を締めておられた。その頭、その髪の毛は、白い羊毛に似て、雪のように白く、目はまるで燃え盛る炎、足は炉で精錬されたしんちゅうのように輝き、声は大水のとどろきのようであった。」(ヨハネの黙示録1:13~15)

 

ヨハネは、少なくとも2度、イエス様のこのような姿を目撃したのですが、「わたしは、その方を見ると、その足もとに倒れて、死んだようになった。」(17節)と述べています。罪人は聖なる神の前に立つことが出来ないのです。イエス様はそのようなヨハネに、「恐れるな。わたしは最初の者にして最後の者」と言葉をかけてくださいました。

 

祈り

 

天の父なる神様、私たちはあなたによって教えられ、導かれなければあなたの真実をも、私たちがあなたによって命に生かされていることも知ることの出来ないものでした。今日も、「恐れるな」と呼びかけてくださるあなたの御声を聞き、あなたの御手のうちに歩むことが出来ますように。

イエス・キリストの御名前によって祈ります。アーメン。