13:12 聖なる口づけによって互いに挨拶を交わしなさい。すべての聖なる者があなたがたによろしくとのことです。
13:13 主イエス・キリストの恵み、神の愛、聖霊の交わりが、あなたがた一同と共にあるように。
13節の言葉は、多くの教会において祝祷として用いられている言葉です。三位一体の神による祝福が語られて、この宣言をもって、神への礼拝を捧げた人たちがこの世に派遣されていくのです。
先ず、言われているのは「主イエス・キリストの恵み」です。イエス・キリストは、人としてこの世に生まれ、罪のない生涯を送られて、十字架において私たちの罪を贖って下さり、三日目によみがえられました。このお方の恵みによって、私たちは神の救いに与ることが出来るのです。
「神の愛」は、聖書全体に明らかに示されています。天地を創造し、罪に堕ちた私たちを救うために、この歴史の中に救いの御業を実現しておられます。神はその愛するひとり子を給うほどに私たちを愛してくださいます。
さらに、「聖霊の交わり」と言われています。イエス・キリストは、よみがえられた後、天に昇り、父なる神の右の座において世界を治めておられますが、聖霊をお送りくださって、私たちとともにおられて、私たちにとって知るべきすべてのことを教え、守り、導きを与え、私たちが救われるための証印としてくださるのです。
祈り
天の父なる神様、み言葉と御霊によって、私たちを教え導いてくださる恵みを感謝いたします。主イエス・キリストの恵み、神の愛、聖霊の交わりが、この文章を読んでおられる皆様の上に、ありますように。
イエス・キリストの御名によって祈ります。アーメン。