互いに忍び合い、責めるべきことがあっても、赦し合いなさい。主があなたがたを赦してくださったように、あなたがたも同じようにしなさい。コロサイ3:13
私たちは、人から悪口を言われたり、危害を加えられたりすると、その相手に対して恨みを抱いたり、何かの仕返しをしようと思ってしまうことがあります。そのために、モーセの律法では「目には目を」という同害復讐法というものが決められていました。
これは、復讐がエスカレートしないように、復讐をするとしても同じ程度の復讐でとどめておいて、それ以上のことをしてはならないというものでした。しかし、パウロは、今日の個所では「責めるべきことがあっても赦しあう」ようにと勧めています。
また、ローマ人への手紙では、「だれに対しても悪に悪を返さず、すべての人の前で善を行うように心がけなさい。できれば、せめてあなたがたは、すべての人と平和に暮らしなさい。愛する人たち、自分で復讐せず、神の怒りに任せなさい。「『復讐はわたしのすること、わたしが報復する』と主は言われる」と書いてあります。」(ローマ12:17~19)これが神の御心であるというのです。
祈り
天の父なる神様、あなたの恵みに対して、恩をあだで返すように罪を犯し自分勝手に生きてきた私たちを救うために、あなたのひとり子をお遣わしになったことを感謝いたします。
あなたが私たちを赦してくださったように、私たちも赦しあうことが出来ますように。
イエス・キリストの御名前によって祈ります。アーメン。