11:31 南の国の女王は、裁きの時、今の時代の者たちと一緒に立ち上がり、彼らを罪に定めるであろう。この女王はソロモンの知恵を聞くために、地の果てから来たからである。ここに、ソロモンにまさるものがある。

11:32 また、ニネベの人々は裁きの時、今の時代の者たちと一緒に立ち上がり、彼らを罪に定めるであろう。ニネベの人々は、ヨナの説教を聞いて悔い改めたからである。ここに、ヨナにまさるものがある。」

 

今日の聖句は、「裁きの時」のことが記されています。南の国の女王もヨナも旧約の時代の人たちですから、すでに過去の人たちです。

 

ここには、南の国の女王とヨナが、「彼らを罪に定める」と言われています。ここに言われている「彼ら」とは、イエス様の行うしるしを見て集まってきた群衆のことです。

 

実際のところ、人々を罪に定めることが出来るのは、罪のない方であり主なる神ご自身以外にはありません。しかし、私たちが自分自身の罪を知ることが出来るのは、他の人々との出会いによってであることも確かです。

 

もしもこの世界に自分一人だけだとしても罪を犯すことはあっても、その罪を教えられることはありません。人は人によってその罪を指摘されたり、教えられることも事実なのです。

 

祈り

 

天の父なる神様、私たちは日々、あなたの前に罪を犯し続けてしまうものです。けれども、人の罪には気が付いていても、自分の罪には気が付いていないこともあります。あなたの前に、正しい判断をすることが出来ますように。

イエス・キリストの御名前によって祈ります。アーメン。