8:14 そして、茨の中に落ちたのは、御言葉を聞くが、途中で人生の思い煩いや富や快楽に覆いふさがれて、実が熟するまでに至らない人たちである。
いばらが生い茂っているところに種が蒔かれても、日があたりませんし、すでに周りの草や花が根が張って育っているので、そこから根を出して育っていくことはとても難しいことになります。
私たちはこの世に生活しているうちに、実に多くの情報を耳にします。いろいろなことに関心を持つということもあるでしょう。
ここに言われている人は、「御言葉を聞くが、途中で人生の思い煩いや富や快楽に覆いふさがれて、実が熟するまでに至らない人たち」だと言われています。
この人は、み言葉を聞くこともありましたが、人生の優先順位において、残念ながらみ言葉を聞くことは優先順位の高い方にはなかったようです。み言葉を聞く以上におい育っていくものがたくさんあったようです。そのためにみ言葉の種が育つことが出来ませんでした。
この人は、自分自身の罪を自覚することも希薄で、自分にとって神により頼むこと、自分にとって神の言葉を聞くということが決定的に大切なことだというような意識はなかったようです。
祈り
天の父なる神様、あなたは私たちの人生において、最も優先すべきこととして、「神の国と神の義」を第1に求めなさいと言われました。そのように優先すべきものを優先することが出来ますように。
イエス・キリストの御名前によって祈ります。アーメン。