8:17 すべて肉なるもののうちからあなたのもとに来たすべての動物、鳥も家畜も地を這うものも一緒に連れ出し、地に群がり、地上で子を産み、増えるようにしなさい。」
8:18 そこで、ノアは息子や妻や嫁と共に外へ出た。
8:19 獣、這うもの、鳥、地に群がるもの、それぞれすべて箱舟から出た。
8:20 ノアは主のために祭壇を築いた。そしてすべての清い家畜と清い鳥のうちから取り、焼き尽くす献げ物として祭壇の上にささげた。
ノアは、箱舟に入る時も、箱舟から出る時も主からの指示の通りに行いました。主の命令は、人間の思いを超えており、人の思いでは、「そんなことはあり得ない」「不可能だ」「自分にはできない」などと思うこともあるでしょうが、そうした思いを抑えて、ノアは神に従ったのです。
神とノアの関係は、神を神として、信仰によって生きるという関係でしたから、彼は単に考えているというだけではなく、信仰によって自分の行動でそれを実行したのです。
ノアが箱舟から出て最初にしたことは、神にいけにえを捧げて礼拝をしたことでした。「燔祭」とは、いけにえを全部焼き尽くして、祭司や献納者の食用とせずに、全部を神にささげるといういけにえのことです(レビ記1章参照)。これは神の指示があったからというのではなく、ノアが自発的にささげたものと思われます。彼は信仰によって、何よりも優先して神を礼拝したのでした。
祈り
天の父なる神様、私たちの造り主であり、日々の歩みを支え導いてくださる恵みを感謝いたします。ノアがあなたと共に歩んだように、あなたと共に歩み続けることが出来ますように。
イエス・キリストの御名前によって祈ります。アーメン。