18:16 聞き入れなければ、ほかに一人か二人、一緒に連れて行きなさい。すべてのことが、二人または三人の証人の口によって確定されるようになるためである。

 

兄弟が自分に対して罪を犯したとき、私たちの心にはその兄弟に対する憎しみが起こります。しかし、神様は、「心の中で兄弟を憎んではならない。同胞を率直に戒めなさい」と言われています。「兄弟があなたに対して罪を犯したなら、行って二人だけのところで忠告しなさい」と言われました。先ずは、二人だけで、話し合うことが求められています。

 

兄弟が忠告を聞き入れた場合は、兄弟姉妹を得ることになるわけですが、聞き入れない場合は、兄弟姉妹としての交わりは途絶えたままです。その兄弟姉妹の交わりを回復するために、イエス様は、「ほかに一人か二人、一緒に連れて行きなさい」と言われます。

 

旧約聖書の申命記1915節には、「いかなる犯罪であれ、およそ人の犯す罪について、一人の証人によって立証されることはない。二人ないし三人の証人によって、その事は立証されねばならない」とありますが、二人だけで話してもその兄弟が受け入れないのであれば、イエス様は、他に一人か二人を連れて行くように言われるのです。

 

ここでも、目標とされているのは、「兄弟を得る」ということです。そのために二人だけの話し合いでうまくいかないならば、第三者である一人、二人をくわえての話し合いをするようにと言われています。

 

祈り

 

天の父なる神様、兄弟の間で関係が損なわれてしまったとき、その関係を回復していくことが出来ますように。

イエス・キリストの御名によって祈ります。アーメン。