18:31 イエスは、十二人を呼び寄せて言われた。「今、わたしたちはエルサレムへ上って行く。人の子について預言者が書いたことはみな実現する。

18:32 人の子は異邦人に引き渡されて、侮辱され、乱暴な仕打ちを受け、唾をかけられる。

18:33 彼らは人の子を、鞭打ってから殺す。そして、人の子は三日目に復活する。」

18:34 十二人はこれらのことが何も分からなかった。彼らにはこの言葉の意味が隠されていて、イエスの言われたことが理解できなかったのである。

 

今日の聖句には、イエス様がこれからエルサレムに行き、ご自身が捕らえられ、苦しみを受け、殺され、三日目に復活することを弟子たちに予告なさったことが記されています。

 

重要なことの予告でしたが、弟子たちにはこのことの意味が分からなかったようです。後になって、復活の主イエスに出会い、聖霊が降った後にこのことの意味を理解するようになるとともに、命をかけて福音を伝えていくようになりました。

 

イエス様が捕らえられて十字架につけられた様子は、傍から見ればユダヤの宗教指導者たちや民衆たち、ローマ帝国の人たちによって十字架につけられてしまったように思われるかもしれませんが、イエス様はあらかじめこのことをご存知であり、むしろこのことのために人としてお生まれになり、この生涯をすべて父なる神の御心に従って歩んで下さったのでした。

 

祈り

 

天の父なる神様、人としてこの世に来られたイエス様は、私たち罪人の立場に身を置き、誕生から十字架の死に至るまで、サタンや多くの人々による迫害や苦難を受けながらも、父なる神の御心に従順に従われて、救いの御業を実現してくださいました。あなたの御恵みによって救いの道が開かれていることを心から感謝いたします。

イエス・キリストの御名前によって祈ります。アーメン。