12:25 あなたがたのうちのだれが、思い悩んだからといって、寿命をわずかでも延ばすことができようか。
12:26 こんなごく小さな事さえできないのに、なぜ、ほかの事まで思い悩むのか。
近年では、延命治療というものが行われるようになって、口から食べられなくなると、手術をして胃瘻という形で直接栄養剤などを胃に流し込んで延命を図ったり、点滴によって延命を図るようなことも行われています。あるいは脳死状態になった人であっても延命措置によって命を長らえるということもあります。
こうしたことは、「寿命をわずかでも延ばすことができようか。」というみ言葉にそぐわないと感じる方もあるかもしれません。しかし、現代の延命医療は、それによって命を長らえるということがあっても、実質的には病院のベットに寝かせられたまま、呼吸はしていて心臓も動いてはいるが、それ以外の人としての活動は出来ないような状態になっています。
神様のおゆるしがなければ、寿命をわずかでも伸ばすことは出来ないという聖書のみ言葉はその通りであって、命を与え、育んで下さるのは神ご自身であることを思わされます。
祈り
天の父なる神様、天地を造り、これらの命を今日も育んでおられるあなたの御名を讃美いたします。たくさんの恵みが与えられていることを覚えて、感謝と讃美をもって命の源であるあなたと共に歩むことが出来ますように。
イエス・キリストの御名前によって祈ります。アーメン。