26:19 「アグリッパ王よ、こういう次第で、私は天から示されたことに背かず、

 26:20 ダマスコにいる人々を初めとして、エルサレムの人々とユダヤ全土の人々、そして異邦人に対して、悔い改めて神に立ち帰り、悔い改めにふさわしい行いをするようにと伝えました。

 26:21 そのためにユダヤ人たちは、神殿の境内にいた私を捕らえて殺そうとしたのです。

 26:22 ところで、私は神からの助けを今日までいただいて、固く立ち、小さな者にも大きな者にも証しをしてきましたが、預言者たちやモーセが必ず起こると語ったこと以外には、何一つ述べていません。

 26:23 つまり私は、メシアが苦しみを受け、また、死者の中から最初に復活して、民にも異邦人にも光を語り告げることになると述べたのです。」

 

パウロは、「天から示されたことに背かず」つまり、神によって啓示された言葉に忠実に、ユダヤ人や異邦人たちに、「悔い改めて神に立ち帰り、悔い改めにふさわしい行いをするようにと伝えました。」これはかつての預言者たちが行ってきたことでもありましたが、かつてユダヤ人たちが預言者たちを迫害したように、パウロをも迫害しているというのです。

 

本来であれば、人々は神の言葉を聞いて、自らの罪を認め悔い改めるべきでしたが、ユダヤ人たちは悔い改めるどころか預言者たちを迫害したのと同じように、パウロをも迫害したというのです。

 

神に従おうとする者が迫害されるのは、昔も今も変わらない有様が続いているようにも思われます。そうした中にも、パウロたちの福音宣教によってユダヤ人も異邦人も悔い改めてイエス・キリストを信じるように導かれた人たちが起こされてきました。

 

祈り

 

天の父なる神様、あなたは私たちに天からの啓示である聖書を与え、これを理解できるように御霊によって導いてくださいました。自らの罪を悔い改めて主に従うことが出来ますようにお導きください。

イエス・キリストの御名によって祈ります。