26:7 その土地の人たちがイサクの妻のことを尋ねたとき、彼は、自分の妻だと言うのを恐れて、「わたしの妹です」と答えた。リベカが美しかったので、土地の者たちがリベカのゆえに自分を殺すのではないかと思ったからである。・・・
26:9 アビメレクは早速イサクを呼びつけて言った。「あの女は、本当はあなたの妻ではないか。それなのになぜ、『わたしの妹です』などと言ったのか。」「彼女のゆえにわたしは死ぬことになるかもしれないと思ったからです」とイサクは答えると、
26:10 アビメレクは言った。「あなたは何ということをしたのだ。民のだれかがあなたの妻と寝たら、あなたは我々を罪に陥れるところであった。」
26:11 アビメレクはすべての民に命令を下した。「この人、またはその妻に危害を加える者は、必ず死刑に処せられる。」
この聖句を読むとき、私たちは、アブラハムが妻のサラが自分の妻であることを隠して、サラが王室に召し抱えられたけれども、主がそこに介入して、彼らが姦淫の罪を犯すことの内容にされたことを思い起こします。
同じことがイサクとリベカについても起こりました。リベカもとても美しい女性であったようです。それでその地方の王であるアビメレクがリベカを王室に召し抱えました。しかし、この時も主が介入してアビメレクに災いを下し、姦淫の罪を犯すことがないようにされました。
この場合も、アビメレクは王の権威によってイサクを殺してリベカを自分の妻にすることもできたはずですが、神はそのようなことをおゆるしにならず、イサクを祝福し、イサクとリベカから続く信仰の継承が続いていくように導かれたのです。
祈り
天の父なる神様、み言葉に教えられているように私たちも過ちを繰り返してしまうことがあります。しかしそのような者を守り、支え、導いてくださるあなたの恵みを感謝をもって覚えることが出来ますように。
イエス・キリストの御名前によって祈ります。アーメン。