5:1 イエスはこの群衆を見て、山に登られた。腰を下ろされると、弟子たちが近くに寄って来た。

5:2 そこで、イエスは口を開き、教えられた。

 

「イエスはこの群衆を見て、山に登られた」とあります。「この群衆」にはイエス様に癒していただいた「いろいろな病気や苦しみに悩む者、悪霊に取りつかれた者、てんかんの者、中風の者など」のあらゆる病人が含まれています。

 

イエス様はガリラヤ中を回って、会堂で教え、御国の福音を宣べ伝え、民のあらゆる病気を癒されました。その評判を聞いて、多くの人々が自分の家族や友人で病気や苦しみに悩む者たちをイエス様のもとに連れて来たのです。そしてイエス様はあらゆる病気の人々を癒されました。その噂を聞いた人々もたくさんの人がここに押し寄せてきたのです。

 

イスラエルに行くと、小高い丘に山上の垂訓教会が建てられていて、ここがイエス様の山上の説教をなさったところだと言われているところがあります。丘の上の方から話をすれば、多くの人々にもよく聞こえるように思われました。

 

山上の説教の終わりの部分にあたる第7章28節、29節には次のように記されています。「イエスがこれらの言葉を語り終えられると、群衆はその教えに非常に驚いた。彼らの律法学者のようにではなく、権威ある者としてお教えになったからである」。

 

祈り

 

天の父なる神様、多くの人々のあらゆる病を癒され、権威者として教えられたイエス様こそ、私たちのまことの救い主キリストです。あなたのみ言葉を聴き、あなたの御心のうちに生きることが出来ますように。

イエス・キリストの御名によって祈ります。アーメン。