45:25 兄弟たちはエジプトからカナン地方へ上って行き、父ヤコブのもとへ帰ると、

45:26 直ちに報告した。「ヨセフがまだ生きています。しかも、エジプト全国を治める者になっています。」父は気が遠くなった。彼らの言うことが信じられなかったのである。

45:27 彼らはヨセフが話したとおりのことを、残らず父に語り、ヨセフが父を乗せるために遣わした馬車を見せた。父ヤコブは元気を取り戻した。

45:28 イスラエルは言った。「よかった。息子ヨセフがまだ生きていたとは。わたしは行こう。死ぬ前に、どうしても会いたい。」

 

ヤコブは年を重ねてきましたが、ヤコブの生涯において最もつらい経験はヨセフを失ったという経験であったに違いありません。そして今度は、息子たちが全員(ベニヤミンを含めて)エジプトに行ったということで、彼らが帰るのを首を長くして待っていたことでしょう。

 

そして彼らが帰ってきて報告したことを、ヤコブは信じられませんでした。「ヨセフがまだ生きています。しかも、エジプト全国を治める者になっています。」この報告を聞いて父は気が遠くなった。と言われています。

 

ヨセフは生きているという言葉を聞いて、そして彼らが持ってきた馬車を見て、ヤコブは、是非ともヨセフに合うためにエジプトに行きたいと思うのです。飢饉が後4年も続くことを考えると、これもまた神の導きであり、神がヨセフを通して彼らを守られたことが分かります。

 

祈り

 

天の父なる神様、ヤコブにとってはヨセフは死んでいたのが生き返った存在でもありました。私たちが生きるために必要なあらゆるものを備え、家族を与え、養ってくださるとともに、離れていた私たちの心に罪の赦しと平安をもたらし、私たちをも復活の命に生かしてくださる恵みを感謝いたします。

イエス・キリストの御名前によって祈ります。アーメン。