4:5 次の日、議員、長老、律法学者たちがエルサレムに集まった。

 4:6 大祭司アンナスとカイアファとヨハネとアレクサンドロと大祭司一族が集まった。

 4:7 そして、使徒たちを真ん中に立たせて、「お前たちは何の権威によって、だれの名によってああいうことをしたのか」と尋問した。

 4:8 そのとき、ペトロは聖霊に満たされて言った。「民の議員、また長老の方々、

 4:9 今日わたしたちが取り調べを受けているのは、病人に対する善い行いと、その人が何によっていやされたかということについてであるならば、

 4:10 あなたがたもイスラエルの民全体も知っていただきたい。この人が良くなって、皆さんの前に立っているのは、あなたがたが十字架につけて殺し、神が死者の中から復活させられたあのナザレの人、イエス・キリストの名によるものです。

 

生まれつき足の不自由な人が、イエス・キリストの名によって突然歩き出すことが出来るようになりました。イエス様も多くの病人を癒すことをしておられましたが、その弟子たちもイエス様と同じことをするようになったのです。

 

これは弟子たち自身の能力によるものではなく、「イエスの御名によって」と言われているように、イエス様ご自身が聖霊において働いて下さったということを表しています。

 

イエス様は、天地の創造者であり、あらゆるいのちを生み出すことの出来るお方ですから、このような働きも可能です。さらに、この出来事のうちには、「復活の命」を与えてくださるキリストの御業についても言及されているということが出来ます。

 

死からよみがえられたイエス・キリストは、ご自身が復活されたばかりではなく、罪人の罪を赦し、人々を清め、復活の命を与えてくださるお方でもあるのです。

 

祈り

 

天の父なる神様、「あなたがたもイスラエルの民全体も知っていただきたい。この人が良くなって、皆さんの前に立っているのは、あなたがたが十字架につけて殺し、神が死者の中から復活させられたあのナザレの人、イエス・キリストの名によるものです。」とペトロが語ったことばは、聖書の福音の要約ともいえるものです。復活の命を与えてくださる唯一のお方こそ私たちの救い主であることをはっきり覚えることが出来ますように。

イエス・キリストの御名前によって祈ります。アーメン。