15:10 それから、イエスは群衆を呼び寄せて言われた。「聞いて悟りなさい。
15:11 口に入るものは人を汚さず、口から出て来るものが人を汚すのである。」
ファリサイ派の人たちは、ユダヤの人々は、汚れが体に入らないように食前に手を洗えという、浄めの掟を持っていました。しかしイエス様は、18節で、「口から出て来るものは、心から出て来るので、これこそ人を汚す」と言われます。
人を汚すものは心の中から出るもので、19節、「悪意、殺意、姦淫、みだらな行い、盗み、偽証、悪口」だと、イエス様は言われたのです。
イエス様は、ここで神の前で清いとはどういうことか、汚れているとはどういうことかを示そうとされたのです。主は律法で汚れているとされた人々と積極的に接し、病人の汚れた傷口をさわって癒されました。イエス様にとって、「みだらな行い、盗み、殺意……」このようなものこそ、汚れだと言われたのです。
祈り
天の父なる神様、人を汚すものは、口から出るものであり、それはその人の心が穢れているために出てくるものだと言われました。ですから心そのものが清められていく必要があります。それをきよめてくださるのはあなたによる以外にはありません。私たちの心が真実に清められた者となりますように。
イエス・キリストの御名によって祈ります。アーメン。