4:32 信じた人々の群れは心も思いも一つにし、一人として持ち物を自分のものだと言う者はなく、すべてを共有していた。
イエス・キリストを信じる群れは、主にあって心も思いも一つにしていました。人々は同じ一つの聖霊を与えられているゆえに、心も思いも一つにすることができたのです。そして、それは、心や思いという内面的なことに限られず、持ち物を共有することにおいても表されたのです。
「一人として持ち物を自分のものだと言うものだと言う者はなく」とありますが、これは言い換えれば、皆が自分の持ち物を主の物だと考えていたということです。
24節にありますように、人々は、「主こそが、天と地と海と、そして、そこにあるすべてのものを造られた方です。」と心を一つにして祈る者たちでした。その信仰が、一人として持ち物を自分のものだと言う者はなく、すべてを共有することによって、生活として表れているのです。
祈り
天の父なる神様、「信じた人々の群れは心も思いも一つにし、一人として持ち物を自分のものだと言う者はなく、すべてを共有していた。」という姿は、神に導かれ、神を信じて生きる者、まさに神の家族とされた人たちの姿を現わしています。そのような主にある共同体の交わりのうちに生きることが出来ますように。
イエス・キリストの御名によって祈ります。アーメン。