2:13 すると、突然、この天使に天の大軍が加わり、神を賛美して言った。

2:14 「いと高きところには栄光、神にあれ、/地には平和、御心に適う人にあれ。」

2:15 天使たちが離れて天に去ったとき、羊飼いたちは、「さあ、ベツレヘムへ行こう。主が知らせてくださったその出来事を見ようではないか」と話し合った。

2:16 そして急いで行って、マリアとヨセフ、また飼い葉桶に寝かせてある乳飲み子を探し当てた。

 

羊飼いたちが夜、羊の番をしていた時、突然天使が現れてメッセージを伝えました。「恐れるな。わたしは、民全体に与えられる大きな喜びを告げる。今日ダビデの町で、あなたがたのために救い主がお生まれになった。この方こそ主メシアである。あなたがたは、布にくるまって飼い葉桶の中に寝ている乳飲み子を見つけるであろう。これがあなたがたへのしるしである。」

 

ユダヤ人であれば、救い主メシアが来ることが約束されていたことを誰もが知っています。その救い主が今日、お生まれになったという喜びのメッセージを聞いて、羊飼いたちは急いでその救い主を探したに違いありません。

 

天使からのメッセージに加えて、この天使に天の大軍が加わり、神を賛美して言った。 「いと高きところには栄光、神にあれ、/地には平和、御心に適う人にあれ。」と言われています。

 

羊飼いたちは驚いたことでしょう。そして、「飼い葉おけに寝ている乳飲み子」を見つけた時、マリアとヨセフにもこのことを伝えたことでしょう。今の時代でも、いつの時代でも飼い葉おけに寝ている乳飲み子を見つけることは難しいでしょう。そして天使の大群の賛美を見聞きすることはさらに難しいことです。今は難しいことですが、やがて天使たちの賛美を聞く時には、自分が故郷に帰ることが出来たという安心感を感じ、心の満たされることを感じるのではないかと思います。

 

祈り

 

天の父なる神様、預言が成就してメシアが生まれた時、心からそれを祝う人たちはほんの一握りの人たちに過ぎませんでした。しかし今、私たちも御子の誕生を心から覚えて祝うことが出来ますことを心より感謝いたします。天の故郷を仰ぎつつ、その希望を持って歩み続けることが出来ますように。

イエス・キリストの御名前によって祈ります。アーメン。