4:17 預言者イザヤの巻物が渡され、お開きになると、次のように書いてある個所が目に留まった。

4:18 「主の霊がわたしの上におられる。貧しい人に福音を告げ知らせるために、/主がわたしに油を注がれたからである。主がわたしを遣わされたのは、/捕らわれている人に解放を、/目の見えない人に視力の回復を告げ、/圧迫されている人を自由にし、

4:19 主の恵みの年を告げるためである。」

4:20 イエスは巻物を巻き、係の者に返して席に座られた。会堂にいるすべての人の目がイエスに注がれていた。

4:21 そこでイエスは、「この聖書の言葉は、今日、あなたがたが耳にしたとき、実現した」と話し始められた。

 

この時読まれたのは、旧約聖書イザヤ書61章の初めの部分ですが、主イエスは、ナザレの会堂でこのイザヤの預言を読まれた後で、「この聖書の言葉は、今日、あなたがたが耳にしたとき、実現したと話し始められた」と言われています。

 

「話し始められた」とありますので、この後もこの預言に関することを話されたに違いありませんが、「この聖書の言葉は、今日、あなたがたが耳にしたとき、実現した」と言うことができるのは、神以外にはありません。

 

イエス・キリストが来られたことによって、またその福音を人々が聞くことによって、これを聞いた人々にはイザヤの語った福音の現実がもたらされているのです。私たちに求められているのはこの福音を私のものとして信じて受け入れることです。

 

祈り

 

天の父なる神様、イエス・キリストがこの世に来られたことは、私たちにとっても新しい時代の到来でした。闇の中に光が輝いたという出来事でした。この出来事を感謝をもって覚えることが出来ますように。

イエス・キリストの御名前によって祈ります。アーメン。