1:11 すると、主の天使が現れ、香壇の右に立った。

1:12 ザカリアはそれを見て不安になり、恐怖の念に襲われた。

1:13 天使は言った。「恐れることはない。ザカリア、あなたの願いは聞き入れられた。あなたの妻エリサベトは男の子を産む。その子をヨハネと名付けなさい。

 

主の御用に与ることは非常に光栄なことですが、同時に主に対する畏れをもって行うことが求められました。ザカリヤは、この時天使が現れたのを見て恐怖の念に襲われました。

 

そのようなザカリヤに天使は言いました。「恐れることはない。ザカリア、あなたの願いは聞き入れられた。あなたの妻エリサベトは男の子を産む。その子をヨハネと名付けなさい。」ということでした。

 

ルカが記している、最初の天からのメッセージは、「恐れることはない」怖がらなくてもいい、ということでした。ザカリヤは何を願っていたのでしょうか。子供が与えられるようにという願いは、彼は年をとっていましたからもうそのことは願っていなかったのではないかと思います。神様もザカリヤとエリサベツだけを喜ばせるために天使を遣わしたのではありませんでした。

 

ザカリヤの願いは、何よりも来るべきメシアが来ることだったのではないでしょうか。その願いは聞き届けられたと天使は語るのです。メシアである主イエスが来るための道備えをするバプテスマのヨハネがいよいよ生まれてくるのです。

 

祈り

 

天の父なる神様、来るべきメシアが来るのを待ち望んでいたザカリヤは、祭司として尊い神殿の奉仕をしていた時、天使によってついにその時が来ることを告げられます。しかもメシアを遣わすにあたってその道を備える働きをするヨハネをザカリヤとエリサベツの子供として生まれることが告げられたのです。彼らの喜びはどれほど大きなものだったでしょう。

新しい時代の幕開けを感謝いたします。

イエス・キリストの御名前によって祈ります。アーメン。