11:33 「ともし火をともして、それを穴蔵の中や、升の下に置く者はいない。入って来る人に光が見えるように、燭台の上に置く。
11:34 あなたの体のともし火は目である。目が澄んでいれば、あなたの全身が明るいが、濁っていれば、体も暗い。
昔は今のように電気があるわけでもありませんので、油に灯芯を浸して、それに火をつけて灯りとしました。そのような灯りを机の下などにおいても意味がありません。
電気の光よりもはるかに暗い灯りでしたから、最も効率がよく明るい光が届くように、灯りは台の上において、その光が周りによく行き渡るようにするものです。
ここでイエス様は、「あなたの体のともし火は目である。」と言われました。私たちは目によっていろいろなものを見ていますが、光がなかったら何も見ることが出来ません。さらに、「目が澄んでいれば、あなたの全身が明るいが、濁っていれば、体も暗い。」とも言われました。
光がなければ何も見ることが出来ないように、私たちの心の目が澄んでいて、神の光に照らされてみ言葉を理解し、真理を知ることが出来なければ、その人の全体が暗闇に閉ざされてしまうのです。
祈り
天の父なる神様、私たちの心の目が澄んだものであり、主と共に歩み、御霊の実である「愛、喜び、平和、寛容、親切、善意、誠実、柔和、自制」を内に持つことが出来ますように。
イエス・キリストの御名前によって祈ります。アーメン。