15:26 このバルナバとパウロは、わたしたちの主イエス・キリストの名のために身を献げている人たちです。

 15:27 それで、ユダとシラスを選んで派遣しますが、彼らは同じことを口頭でも説明するでしょう。

 15:28 聖霊とわたしたちは、次の必要な事柄以外、一切あなたがたに重荷を負わせないことに決めました。

 15:29 すなわち、偶像に献げられたものと、血と、絞め殺した動物の肉と、みだらな行いとを避けることです。以上を慎めばよいのです。健康を祈ります。」

 

イエス・キリストの弟子たちは、バルナバとパウロの言動を見て、彼らが聖霊に導かれてイエス・キリストの福音を宣べ伝えていることを知りました。それは彼らがかつてイエス・キリストによって教えられてきたことそのものでした。

 

そして今や、この福音はユダヤ人のみならず異邦人の多くの人々に宣べ伝えられ、彼らのうちに聖霊が降り、自分たちと同じ神の恵みに異邦人たちもあずかっていることを知らされたのです。神様は、このようにして様々な違いを超えて、今もこの地上の目に見える教会のみならず、時代を超えて、民族や世代の違いを超えて、イエス・キリストにおいて一つとなる公同の教会を生み出してくださっていることを知らされるのです。

 

それで、エルサレム教会の弟子たちは、ユダとシラスを選んで、その当時の異邦人の教会の代表的な存在であったアンテオキアに派遣しました。「聖霊とわたしたちは、次の必要な事柄以外、一切あなたがたに重荷を負わせないことに決めました。すなわち、偶像に献げられたものと、血と、絞め殺した動物の肉と、みだらな行いとを避けることです。以上を慎めばよいのです。健康を祈ります。」

 

「次の必要な事柄以外、一切あなたがたに重荷を負わせないことに決めました。」というのは具体的に言えば、ユダヤ人たちがしているように割礼を受けることや動物の犠牲をささげるなどの儀式律法に従う必要はないことを伝えたのでした。

 

祈り

 

天の父なる神様、もはやユダヤ人と異邦人という区別はなく、誰でもイエス・キリストを救い主と信じる信仰によって救われるという福音が私たちにももたらされていることを感謝いたします。今も生きて働いておられる主にあって歩み続けることが出来ますように。

イエス・キリストの御名によって祈ります。