目を高く上げ、誰が天の万象を創造したかを見よ。それらを数えて、引き出された方/それぞれの名を呼ばれる方の/力の強さ、激しい勢いから逃れうるものはない。イザヤ40章26節

目を高く上げて、だれがこれらを創造したかを見よ。この方は、その万象を数えて呼び出し、一つ一つ、その名をもって、呼ばれる。この方は精力に満ち、その力は強い。一つももれるものはない。(新改訳)

 

イスラエルの民は、この地上の目に見える出来事に翻弄され、仕事に追われ、その心はやがては消えていくものに捕われていました。偶像礼拝のために神の裁きを受けて捕囚の民とされました。

 

そうした人々に対して、イザヤは、「目を高く上げ、誰が天の万象を創造したかを見よ。」と語ります。「天は神の栄光を物語り/大空は御手の業を示す。」(詩編19:2)というみことばにも言われているように、神が創造されたこの自然界は、創造主の偉大さを現わしています。

 

輝く星の中に、これ以上にはないと思われる驚くべき調和と秩序の中に、吹き寄せる風の中に、河と海の浄化作用の中に、季節の変化に、咲き乱れる花の中に、美しいいのちの営みの中に、朝ごとに夕ごとに、神が働いておられることを見ることができます。

 

たとえ私たちの心が暗闇に包まれている時でも、神は今日も私たちを生かし、お守りくださっている。私たちの心はどこに向かっているでしょうか。イスラエルの民のように偶像に向かっているでしょうか。その偶像とは、あなた自身でしょうか。あなたの仕事でしょうか。働き人はどうあるべきかという、あなた自身の考えでしょうか。

 

あなたの心が神に向かっていないとしたら、あなたに必要なのは、神ご自身です。「目を高く上げ、誰が天の万象を創造したかを見よ。」

 

祈り

 

天の父なる神様、私たちの関心事がどこにあるのかによって、私たちの考えにも行動にも、そして未来にも大きな影響を与えます。あらゆることにおいて目を高く上げる生活習慣を持つことが出来ますようにお導きください。

イエス・キリストの御名前によって祈ります。アーメン。