不法の者は、サタンの働きによって現れ、あらゆる偽りの奇跡としるしと不思議な業とを行い、そして、あらゆる不義を用いて、滅びていく人々を欺くのです。彼らが滅びるのは、自分たちの救いとなる真理を愛そうとしなかったからです。それで、神は彼らに惑わす力を送られ、その人たちは偽りを信じるようになります。2テサロニケ2:9~11

かつてはサタンの使いであったが、今はイエス・キリストを信じて、キリストと共に歩むようになった伝道者の方が、かつて悪魔の使いであった時には、自分にはない(悪魔の)不思議な力によって不思議なことを行い、多くの人々を陥れてきたということを証ししておられました。

その時は、自分で自分を制御することが出来ないようになったことも話しておられました。自由が奪われ、自分自身が罪と滅びに陥るのみならず、他の人々を誘惑し、偽りを語るようになっていったのです。

今も、今日の聖句で言われているようなことが実際に起こっていて、サタンによって多くの人々が真理から離れ、偽りを信じるようになっているのです。

サタンは、偽りをもって人々の心に働き、人々が真理から目を背けるようにさせて、人々を光やいのちから遠ざかるようにさせるのです。「真理を愛そうとしなかった」とは、「真理」であるキリストを愛し、信じようとはしなかったということです。

祈り

天の父なる神様、主イエスは、「私が道であり、真理であり、命なのです。わたしを通らなければ、だれも父のもとに行くことができない。」(ヨハネ14:6)と言われましたが、真理である主イエスが来られた時も、今もキリストを信じて受け入れる人は少ないことを思います。惑わす者がおり、陥れようとする者がいるのです。そうした中にあって、真理のうちに立ち続けることが出来ますように。
イエス・キリストの御名前によって祈ります。アーメン。