2:15 ファラオはこの事を聞き、モーセを殺そうと尋ね求めたが、モーセはファラオの手を逃れてミディアン地方にたどりつき、とある井戸の傍らに腰を下ろした。

2:16 さて、ミディアンの祭司に七人の娘がいた。彼女たちがそこへ来て水をくみ、水ぶねを満たし、父の羊の群れに飲ませようとしたところへ、

2:17 羊飼いの男たちが来て、娘たちを追い払った。モーセは立ち上がって娘たちを救い、羊の群れに水を飲ませてやった。

 

使徒言行録7:23によれば、モーセがエジプトから逃亡した時は、40歳であったと言われています。エジプトから逃亡したモーセは、ミディアン地方に行きました。

 

モーセはこの後さらに40年間も、エジプト王から逃れてこのミディアンの地で過ごすことになるのです。ヤコブもエサウの手から逃れるために家を出て、ラバンのもとで長らく働くことになりました。

 

この期間を過ごすことによって、モーセは、自分自身に対する自信過剰の思いや、傲慢さが打ち砕かれて、自分の無力を認めるとともに神により頼む信仰へと導かれていったと思われます。

 

これは、モーセのこれからの働きに備えての神が与えられた期間であったといえます。

 

祈り

 

天の父なる神様、モーセはエジプトの王子のような身分で教育を受け、裕福な暮らしをしましたが、彼の心には自分の力で出来るという傲慢な思いがありましたがあなたはそれを打ち砕くために彼をミディアンの一羊飼いに過ぎないものとされました。私たちの心もあなたの前に砕かれ、あなたにより頼んで生きる者としてください。

イエス・キリストの御名前によって祈ります。アーメン。