「神はお造りになったすべてのものをご覧になった。見よ、それは極めて良かった」創世記1章31節

これは、神様がご覧になっても極めて良かったということです。すべてのものをご覧になってこのように言われたのですから、創造されたときの世界は、すべてのものが素晴らしい状態にあったということです。

  苦しみや悲しみ、争い合うことも、悩むことも、死ぬこともない世界です。そこには罪というものが全く感じられない世界であったということです。すべてのものが神の栄光を表し、神の恵みと愛が満ち溢れている状態です。
  今私たちが生きているこの世界は、最初の状態とは明らかに変わってしまいました。確かにこの自然界の営みなど素晴らしいものもありますが、聖書には次のように記されています。

「被造物は、神の子たちの現れるのを切に待ち望んでいます。被造物は虚無に服していますが、それは、自分の意志によるものではなく、服従させた方の意志によるものであり、同時に希望も持っています。つまり、被造物も、いつか滅びへの隷属から解放されて、神の子供たちの栄光に輝く自由にあずかれるからです。被造物がすべて今日まで、共にうめき、共に産みの苦しみを味わっていることを、わたしたちは知っています。」(ローマ8:19~22)

  祈り

天の父なる神様、あなたが創造された世界は素晴らしいものですが、人間の罪のために、あなたがお創りになった被造物のすべてが苦しみ、痛みの中におかれています。やがてあなたによって滅びの隷属から解放されることを望み見ながら、今という時を、あなたの御心に生きることができますように。 イエス・キリストの御名前によって祈ります。アーメン。