46:31 ヨセフは、兄弟や父の家族の者たちに言った。「わたしはファラオのところへ報告のため参上し、『カナン地方にいたわたしの兄弟と父の家族の者たちがわたしのところに参りました。

46:32 この人たちは羊飼いで、家畜の群れを飼っていたのですが、羊や牛をはじめ、すべての財産を携えてやって来ました』と申します。

46:33 ですから、ファラオがあなたたちをお召しになって、『仕事は何か』と言われたら、

46:34 『あなたの僕であるわたしどもは、先祖代々、幼い時から今日まで家畜の群れを飼う者でございます』と答えてください。そうすれば、あなたたちはゴシェンの地域に住むことができるでしょう。」羊飼いはすべて、エジプト人のいとうものであったのである。

 

ヤコブの家族たちはエジプトにやってきました。しかしエジプトの中心地にではなくゴシェンの地で彼らはヨセフと出会うのです。エジプトに住むといっても、彼らは羊や牛などの家畜を飼う者たちでしたから、川が近くにあり牧草地が広がっているところが好都合なのです。

 

そのために、ゴシェンの地に到着した時に、ここに住むことが出来るようにエジプトの王様に話すことにしました。ヨセフがエジプトを治めているという実際の様子を見て、彼らはどのように感じたでしょうか。

 

ここには神の導きがあったと感じたに違いありません。人間の思いではとても考えられないことでした。ヨセフはこの家族にとって救世主そのものでした。あと4年もこの飢饉が続いていたら家族も家畜もどうなっていたか分かりません。

 

祈り

 

天の父なる神様、日々の歩みを守り導いてくださるあなたの御手を感謝いたします。神と共に歩んだヤコブやヨセフの人生を通して、私たちもまたあなたと共に生きることの意味を教えられました。今住んでいる場所で、あなたとともにあなたの御心のうちに歩み続けることが出来ますように。

イエス・キリストの御名前によって祈ります。アーメン。