8:24 そのとき、湖に激しい嵐が起こり、舟は波にのまれそうになった。イエスは眠っておられた。

 

イエス様に、「向こう岸に行こう」と言われて、船に乗り込んでガリラヤ湖の向こう岸に向かっている時、「湖に激しい嵐が起こり、舟は波にのまれそうになった。」と言われています。

 

ガリラヤ湖は、南北に20キロメートル、東西に最大12キロメートルほどの湖であり、普段は穏やかな湖でしたが、時として深い谷から吹き下ろす強風のため天候が急変することがありました。弟子たちの中には、ガリラヤ湖で漁師として働いてきた人たちもおりましたが、とても激しい嵐に見舞われたのです。

 

マルコによる福音書の並行箇所には、「激しい突風が起こり、舟は波をかぶって、水浸しになるほどであった」と記されています(マルコ4:37)。しかし、そのような中にあって、イエスさまは眠っておられました。

 

夜寝る時間も惜しんで人々に福音を伝え、病人を癒し、悪霊を追い出す働きをしてとても疲れておられたに違いありません。それ以上に、イエス様は、すべてを父なる神に委ねて、平安のうちに眠っておられたということが出来ます。

 

祈り

 

天の父なる神様、私たちの人生にもさまざまな嵐に遭遇することがありますが、どのような時にもあなたとの交わりのうちに、委ねる信仰に生きることが出来ますように。

イエス・キリストの御名によって祈ります。アーメン。