41:35 このようにして、これから訪れる豊年の間に食糧をできるかぎり集めさせ、町々の食糧となる穀物をファラオの管理の下に蓄え、保管させるのです。
41:36 そうすれば、その食糧がエジプトの国を襲う七年の飢饉に対する国の備蓄となり、飢饉によって国が滅びることはないでしょう。」
41:37 ファラオと家来たちは皆、ヨセフの言葉に感心した。
41:38 ファラオは家来たちに、「このように神の霊が宿っている人はほかにあるだろうか」と言い、
41:39 ヨセフの方を向いてファラオは言った。「神がそういうことをみな示されたからには、お前ほど聡明で知恵のある者は、ほかにはいないであろう。
41:40 お前をわが宮廷の責任者とする。わが国民は皆、お前の命に従うであろう。ただ王位にあるということでだけ、わたしはお前の上に立つ。」
ヨセフは、エジプトの王の夢を解き明かし、その対応策をも提案したことによって、エジプト全土を治める者となりました。外国の囚人であったものがこのような役割を与えられることはあり得ないことですが、ここにも神の導きがあったことを教えられます。
神は、ヨセフのみならずエジプトの王様にも働いてくださり、彼がヨセフを信頼し、ヨセフを用いてエジプトとその周辺の人々を守り助けるように導かれました。
ヨセフがエジプトの大臣としてエジプトを治めるようになることで、エジプトは神の御心が行われる国へと変えられました。為政者たちの責任の大きさをも考えさせられます。「聡明で知恵がある」と言われていますが、こうした能力を与えてくださったのも神ご自身でした。
祈り
天の父なる神様、私たちの希望はあなたにあります。あらゆるいのちの営みはあなたによって生み出され、日々生かされていることを感謝いたします。この希望に生きることが出来ますように。
イエス・キリストの御名前によって祈ります。アーメン。