20:33 わたしは、他人の金銀や衣服をむさぼったことはありません。
20:34 ご存じのとおり、わたしはこの手で、わたし自身の生活のためにも、共にいた人々のためにも働いたのです。
20:35 あなたがたもこのように働いて弱い者を助けるように、また、主イエス御自身が『受けるよりは与える方が幸いである』と言われた言葉を思い出すようにと、わたしはいつも身をもって示してきました。」
イエス・キリストの福音を宣べ伝えていったパウロは、福音を語るのみならず、その生活においても、信仰と生活が一致している歩みを心がけていました。
そして、実際に聖霊は彼と共に働いて下さり、その言葉にも行いにも神の働き人にふさわしい働きが出来るように導かれたに違いありません。
モーセの律法を守り行うということについても、特にユダヤ人たちの躓きにならないように、彼は律法を守ることにおいても熱心であり、他の人のものをむさぼるようなこともなかったと思われます。
福音の伝道者、キリストの証人として召された者が、言っていることと行うことがちぐはぐでは証になりません。これは伝道者にとっては非常に厳しいことですが、パウロを召してくださった神様は、パウロの生活のすべてを導いて、その働きを実現に至らせてくださるのです。
あなたがたのうちに働きかけて、その願いを起させ、かつ実現に至らせるのは神であって、それは神のよしとされるところだからである。フィリピ2章13節
祈り
天の父なる神様、あなたのみ言葉は変わることなく、あなたの約束は変わることなく、救いの御業を実現しておられます。子の恵みのうちを歩み続けることが出来ますように。
イエス・キリストの御名によって祈ります。