神に逆らえば、固く立つことはできない。神に従う人の根は揺らぐことがない。

私たちにいのちを与え、育んでいてくださるのがどなたであるのかを知れば、今日の言葉は自明のことであると分かります。

あるとき主イエスは、「種まきの譬え」を話してくださいました。

「種を蒔く人が種蒔きに出て行った。蒔いている間に、ある種は道端に落ち、鳥が来て食べてしまった。ほかの種は、石だらけで土の少ない所に落ち、そこは土が浅いのですぐ芽を出した。しかし、日が昇ると焼けて、根がないために枯れてしまった。ほかの種は茨の間に落ち、茨が伸びてそれをふさいでしまった。ところが、ほかの種は、良い土地に落ち、実を結んで、あるものは百倍、あるものは六十倍、あるものは三十倍にもなった。」(マタイ13:3~8)

道端や土の少ない岩地に落ちた種は、根を張ることが出来ずに、やがて枯れてしまいます。しかし、良い土地に落ちた種は、何倍もの実を結ぶようになる。ここにいわれている土地は、私たちの心の状態を表しています。どのような心で神(のみことば)を受け取ろうとするのか。それによって私たちの人生そのものが実を結ぶものとなるのか、そうでないかが決まるというのです。

祈り

天の父なる神様、私たちは、外見ばかりを気にする傾向がありますが、目に見えないところで、しっかりと大地に根差していくように、あなたとの確かなつながりをもって歩むことが出来ますように。

イエス・キリストの御名前によって祈ります。アーメン。