あなたがたも、以前このようなことの中にいたときには、それに従って歩んでいました。今は、そのすべてを、すなわち、怒り、憤り、悪意、そしり、口から出る恥ずべき言葉を捨てなさい。コロサイ3:7~8

「このようなことの中」とは、5節にある「地上的なもの、すなわち、みだらな行い、不潔な行い、情欲、悪い欲望、および貪欲」ということです。

今の世界や日本の社会を見回しても、性風俗は乱れており、犯罪、万引き、争い、などが至る所にはびこり、賄賂、恐喝、公文書偽造などということが行われ、報道機関や裁判所でさえも権力におもねるような状況にあることを思わずにはいられません。

それは預言者イザヤの時代も同じでした。イザヤは、荒廃した国土を見て絶望しているイスラエルの民に向かって次のように語りました。

「荒れ野よ、荒れ地よ、喜び躍れ/砂漠よ、喜び、花を咲かせよ/野ばらの花を一面に咲かせよ。花を咲かせ/大いに喜んで、声をあげよ。砂漠はレバノンの栄光を与えられ/カルメルとシャロンの輝きに飾られる。人々は主の栄光と我らの神の輝きを見る。弱った手に力を込め/よろめく膝を強くせよ。心おののく人々に言え。「雄々しくあれ、恐れるな。見よ、あなたたちの神を。敵を打ち、悪に報いる神が来られる。神は来て、あなたたちを救われる。」そのとき、見えない人の目が開き/聞こえない人の耳が開く。そのとき/歩けなかった人が鹿のように躍り上がる。口の利けなかった人が喜び歌う。荒れ野に水が湧きいで/荒れ地に川が流れる。」(イザヤ35:1~6)

祈り

天の父なる神様、あなたの貴い御名を賛美いたします。罪の中にある荒野のような私たちのうちに、あなたは光をもたらしてくださいました。あなたの光のうちに歩み、私たちも世の光として輝くことが出来ますように。

イエス・キリストの御名前によって祈ります。アーメン。