だから、わたしの愛する人たち、いつも従順であったように、わたしが共にいるときだけでなく、いない今はなおさら従順でいて、恐れおののきつつ自分の救いを達成するように努めなさい。あなたがたの内に働いて、御心のままに望ませ、行わせておられるのは神であるからです。フィリピ2:12~13

私たちが信じ仕えているのは、死んだ偶像ではなく、生きて働いておられる神です。

「恐れおののきつつ自分の救いを達成するように努めなさい」という言葉を読むと、行いによって救われると理解する人があるかもしれませんが、救いを実現してくださるのは、私たちの行いによってではなく、ただイエス・キリストの御業によってであることは変わりありません。

ここで救いを達成するといわれていることは、キリストにつながり続けることとして理解することが出来ます。しかし、キリストにつながり続けるということは、キリストに従順であるように努めることでもあるのです。しかし、キリストに従順であることの困難さを覚えることもしばしばではないでしょうか。

自分のうちにある罪の思いとの闘いの中で、キリストに従うことが求められているのです。ここで忘れてはならないことは、私たちがイエス・キリストに従おうとするときに、神ご自身がわがうちに働いてくださって、御心に従おうとする思いを与えてくださり、それができるように導いてくださるのです。

祈り

天の父なる神様、罪のためにあなたに従い得ない私たちの心を新しくして、あなたに従う思いを起こさせ、それを実現に至らせてくださる恵みを感謝いたします。私たちの思いと行いをもってあなたの御栄を現わすものとならせてください。

イエス・キリストの御名前によって祈ります。アーメン。