兄弟たち、わたしたちは、わたしたちの主イエス・キリストの名によって命じます。怠惰な生活をして、わたしたちから受けた教えに従わないでいるすべての兄弟を避けなさい。あなたがた自身、わたしたちにどのように倣えばよいか、よく知っています。わたしたちは、そちらにいたとき、怠惰な生活をしませんでした。2テサロニケ3:6~7
パウロは、テサロニケの教会の人たちを称賛していましたが、それはその教会のすべての人たちのことではなかったようです。一部には、パウロや聖書の教えを聞いても、それに従おうとしない人たちがいたようです。
テサロニケの教会にあてた最初の手紙で、パウロは、「わたしたちが命じておいたように、落ち着いた生活をし、自分の仕事に励み、自分の手で働くように努めなさい。」(1テサロニケ4:11)と記していますが、この言葉に従おうとせず怠惰な生活をしている人たちもいたようです。
「わたしたちは、そちらにいたとき、怠惰な生活をしませんでした。」と言われているように、パウロたちはテサロニケの教会での暮らしにおいて、言葉によるのみならず身をもってこのことを示したに違いありません。しかし、第2の手紙でもこのことに言及しているということは、依然として、その教えに従おうとしない人たちがいたのだと思われます。
次の節から、さらに具体的な問題に言及していくことになります。
祈り
天の父なる神様、私は何のために生きているのか、生かされているのかということを考えると、あなたの召しに応え、あなたの愛にお応えしたいと願います。しかし、弱さを感じることも事実です。どうかあなたの御心に応えて生きる者とならせてください。
イエス・キリストの御名前によって祈ります。アーメン。