ああ、神の知恵と知識との富は、何と底知れず深いことでしょう。ローマ人への手紙11章33節
情報社会と言われる今日、巷にはたくさんの情報が飛び交っていますが、たくさんの情報を持っていれば、真実が分かっているとは言えません。ノーベル賞を受賞するような人は、もちろんたくさんの知識を持っている人に違いありません。ノーベル賞には、物理学、化学、生理学・医学、文学、平和および経済学がありますが、例えば、ノーベル医学賞を受賞した人は、医学のある分野には詳しい理解を持っています。しかし、胃腸科に詳しい人でも脳外科についてはよく分からないという傾向があります。
最近、ノーベル生理学・医学賞を受賞した京都大学特別教授の本庶博士は、「世の中のことは嘘が多い。教科書が全て正しかったら、科学の進歩はない。基本は人が言っていること、教科書に書いてあることをすべて信じない。なぜかと疑って行くことが重要」であると言いました。
どれくらい嘘があるのかというと「サイエンス誌なども90%は嘘である」と言われました。学校で習う教科書にしても、テレビや新聞などで報道されるニュースにしても、何が真実であるのかを自分で考えて吟味していくことが必要だと思われます。
しかし、私たちの考えること、行うことには限界がありますし、間違うことも多々あるものです。普遍的で、確かなものは聖書のうちに、神のうちにあることを改めて思わされています。
祈り
天の父なる神様、あなたの知恵、あなたの真実は変わることなく、私たちを今日も支え、教え、諭してくださることを感謝いたします。
あなたのみことばに聞き、あなたの御心のうちにいのちへの道を歩むことが出来ますようにお導きください。
イエス・キリストの御名前によって祈ります。アーメン。