17:16 わたしは彼女を祝福し、彼女によってあなたに男の子を与えよう。わたしは彼女を祝福し、諸国民の母とする。諸民族の王となる者たちが彼女から出る。」

17:17 アブラハムはひれ伏した。しかし笑って、ひそかに言った。「百歳の男に子供が生まれるだろうか。九十歳のサラに子供が産めるだろうか。」

17:18 アブラハムは神に言った。「どうか、イシュマエルが御前に生き永らえますように。」

17:19 神は言われた。「いや、あなたの妻サラがあなたとの間に男の子を産む。その子をイサク(彼は笑う)と名付けなさい。わたしは彼と契約を立て、彼の子孫のために永遠の契約とする。

 

神は、アブラムに、その妻サラとアブラムの間に男の子を与えると言われましたが、アブラムはそれを聞いてひそかに思いました。「百歳の男に子供が生まれるだろうか。九十歳のサラに子供が産めるだろうか。」

 

信仰の父アブラハムと言われる人物ですが、彼もこの時の神様の言葉には疑問を感じたということが分かります。特に奥さんの年齢が、40歳、あわよくば50歳くらいならば大きなリスクはあってもあるいはと考えたかもしれませんが、サラはこの時90歳になっていました。とても子供が産める体でないことはアブラムもよく知っていたのです。しかし、彼が知るべきことは、それ以上に天地を創造された神とはいかなる方であるかということです。

 

この後、実際にアブラムとサラの間に「イサク」という子供が生まれます。イサクとは、「笑う」という意味の名前です。神はこの時子供の名前を「イサク」とつけなさいと言われました。神は、アブラムの不信仰に対しても、契約を守るとともにユーモアをもって彼に応えてくださいました。

 

祈り

 

天の父なる神様、「百歳の男に子供が生まれるだろうか。九十歳のサラに子供が産めるだろうか。」と笑いましたが、実際にその子イサクが生まれた時、あなたの約束は真実であることを教えられました。私たちは、アブラム以上に無数の預言・あなたの約束が実現してきた歴史を振り返りつつ御名をあがめます。

感謝してイエス・キリストの御名前によって祈ります。アーメン。