6:1 では、どういうことになるのか。恵みが増すようにと、罪の中にとどまるべきだろうか。

 6:2 決してそうではない。罪に対して死んだわたしたちが、どうして、なおも罪の中に生きることができるでしょう。

 6:3 それともあなたがたは知らないのですか。キリスト・イエスに結ばれるために洗礼を受けたわたしたちが皆、またその死にあずかるために洗礼を受けたことを。

 

ローマ人への手紙は、すでにイエス・キリストを信じ、イエス・キリストに結ばれるために洗礼を受けたキリスト教会の人たちに向けて記された手紙です。

 

パウロはこの手紙において、人間の罪にもかかわらず、神の御子イエス・キリストによって、ただ恵みによって罪を贖われたことを記してきました。罪が深ければ深いほど、神の恵みが深いことが分かります。

 

キリストによって罪を贖われた者は、「罪に対して死んだわたしたち」と表現されています。罪に対して死んだわたしたちであれば、罪にとどまるべきではないと言われています。

 

祈り

 

天の父なる神様、イエス・キリストの恵みと聖霊の導きによって罪に対して死んだわたしたちは、罪にとどまるべきではありません。あなたの恵みのうちに歩み続けることが出来ますように。

イエス・キリストの御名によって祈ります。アーメン。