2:2 突然、激しい風が吹いて来るような音が天から聞こえ、彼らが座っていた家中に響いた。
2:3 そして、炎のような舌が分かれ分かれに現れ、一人一人の上にとどまった。

「突然、激しい風が吹いて来るような音が天から聞こえ、彼らが座っていた家中に響」きました。聖霊は、文字通り「霊」でありますから、目に見ることはできません。ですから、聖霊は、天からの激しい風が吹いてくるような音と炎のような舌という象徴的な姿でご自身を表されたのです。

人間の聴覚と視覚にうったえて、聖霊が降臨されました。激しい風や炎のような舌は聖霊そのものではありませんが、それらは聖霊のお働きを象徴的に表すものです。激しい風が吹いてくるような音が天から聞こえてきたことは、天から聖霊が降ってきたことをよく表しています。

舌は、言葉を操る機関ですから(ヤコブ3:5)、炎のような舌は、聖霊を授かった一同に、これから何が起こるのかを暗示しています。一つの舌が分かれてゆき、一人一人の上に留まりました。このことは、聖霊が一人一人に個別に注がれること、弟子たちが受けた聖霊は同じ一つの霊、イエス・キリストの霊であることを教えています。

祈り

天の父なる神様、父なる神、イエス・キリストなる神、聖霊なる神が私たちのために働いて下さり、お導きくださる恵みを感謝いたします。
イエス・キリストの御名によって祈ります。アーメン。