3:3 これは預言者イザヤによってこう言われている人である。「荒れ野で叫ぶ者の声がする。『主の道を整え、/その道筋をまっすぐにせよ。』」

 3:4 ヨハネは、らくだの毛衣を着、腰に革の帯を締め、いなごと野蜜を食べ物としていた。

 

バプテスマのヨハネは、「らくだの毛衣を着、腰に革の帯を締め、いなごと野蜜を食べ物としていた。」人物でしたが、彼の出現は、イザヤ書においてすでに預言されていたのだと言われています。

 

イザヤ書40章3節以下には次のように記されています。「呼びかける声がある。主のために、荒れ野に道を備え/わたしたちの神のために、荒れ地に広い道を通せ。谷はすべて身を起こし、山と丘は身を低くせよ。険しい道は平らに、狭い道は広い谷となれ。主の栄光がこうして現れるのを/肉なる者は共に見る。主の口がこう宣言される。」(イザヤ書40:3~5節)

 

イザヤの預言は、バビロン捕囚から解放され、カナンの地に再び帰ることが出来るという預言でしたが、この預言は、そのことだけではなく、人々が悔い改めて神に立ち返ることが語られているのです。

 

ヨハネに関しては、マラキ書の最後の部分においても次のように言及されています。「見よ、わたしは/大いなる恐るべき主の日が来る前に/預言者エリヤをあなたたちに遣わす。彼は父の心を子に/子の心を父に向けさせる。わたしが来て、破滅をもって/この地を撃つことがないように。」(マラキ書3:23~24)ここでは預言者エリヤを遣わすと言われていますが、預言者エリヤも人々に悔い改めを求め神に立ち返ることを人々に訴えたのでした。主イエスは、このマラキ書の預言もヨハネが来たことによって成就されたと言われました。

 

祈り

 

天の父なる神様、旧約の時代より預言者によってあなたの御心を伝え、それをことごとく実現してくださって、実際にこの歴史の中に生きて働いておられることを示してくださいました。私たちもヨハネが伝えたように、何度でも悔い改めてあなたのもとに立ち返ることが出来ますように。

イエス・キリストの御名によって祈ります。アーメン。