14:4 異言を語る者が自分を造り上げるのに対して、預言する者は教会を造り上げます。
14:5 あなたがた皆が異言を語れるにこしたことはないと思いますが、それ以上に、預言できればと思います。異言を語る者がそれを解釈するのでなければ、教会を造り上げるためには、預言する者の方がまさっています。
14:6 だから兄弟たち、わたしがあなたがたのところに行って異言を語ったとしても、啓示か知識か預言か教えかによって語らなければ、あなたがたに何の役に立つでしょう。
異言は人ではなく、神に対して語るものであり、誰にも分からないのですから、他の人に感化を及ぼしたり他の人を造り上げることはありません。しかし、預言する者は人に対して、人に分かる言葉で語るので、他の人にも益をもたらし教会を造り上げることが出来るのです。
それゆえパウロは、異言を語る以上に「預言できればと思います。異言を語る者がそれを解釈するのでなければ、教会を造り上げるためには、預言する者の方がまさっています。」と述べているのです。
今日では異言を語る人はそれほど多くはありませんが、異言の賜物が亡くなったわけではありません。それもその方にとっては大切な賜物だと思いますが、それ以上に神の言葉を受け止めて、それを人々にお伝えしていくという預言の賜物を祈り求めていきたいと思います。
祈り
天の父なる神様、み言葉を語る「働き人が少ない」のは昔も今も同じです。そのような人たちがたくさん与えられますように。
イエス・キリストの御名によって祈ります。アーメン。