2:5 あなたは、かたくなで心を改めようとせず、神の怒りを自分のために蓄えています。この怒りは、神が正しい裁きを行われる怒りの日に現れるでしょう。
2:6 神はおのおのの行いに従ってお報いになります。
2:7 すなわち、忍耐強く善を行い、栄光と誉れと不滅のものを求める者には、永遠の命をお与えになり、
2:8 反抗心にかられ、真理ではなく不義に従う者には、怒りと憤りをお示しになります。
私たちは、将来どうなるのか分からない者ですが、聖書が明らかに教えていることは、人間が罪を犯す以前は、この世界には罪も死もなく、この世界のすべてのものは平和のうちに過ごしていました。けれども人類が罪を犯して以来、この世界には罪と死が入り、罪をもって生まれてくる人間は、すべて「人間にはただ一度死ぬことと、その後に裁きを受けることが定まっている」と言う状態になりました。
どの人も罪があるために肉体の死を迎え、肉体の死ののちに神の裁きを受けなければならないのです。永遠の将来を決める神の裁きがあることを、私たちは忘れてはなりません。
それは次のように言われているとおりです。「人々を恐れてはならない。覆われているもので現されないものはなく、隠されているもので知られずに済むものはないからである。・・・体は殺しても、魂を殺すことのできない者どもを恐れるな。むしろ、魂も体も地獄で滅ぼすことのできる方を恐れなさい。」(マタイ10:26,28)
そして、同じく重要なことは、神はこのような状態から私たちを救い出すために、神の御子であるイエス・キリストをお遣わしになり、イエス・キリストという罪のない方が私たちの身代わりとして罪の苦しみと刑罰を受けてくださったという事実です。
祈り
天の父なる神様、私たちはあなたによってこの世に生を与えられ、あなたによって生かされてきたものですが、すべての罪を悪をお裁きになるのもあなたであることを忘れることがありませんように、神を畏れ、神を神として生きる者とならせてください。
イエス・キリストの御名によって祈ります。